投資経験のない人のための個人向け国債

最近は、コロナの影響で株価の乱高下が続いています。
こんなことは例外としても、株価というのは見えないリスクが付き物であり、いつ暴落するか分かりません。
それが怖いため、投資に二の足を踏みます。

ただ、そうは言っても、現在は銀行に大金を預けても数円の利息しか付きません。
そこで、投資で少しでもお金を増やしたいという人が少なくないのも事実です。
そんな投資をしたことの無い人にとって安心な投資が、「個人向け国債」です。

個人向け国債

個人向け国債は国債という名が付いている通り、国の発行する債券のことで、インフラの整備や拡充、歳入不足の填補などを行うために発行されます。
債券というのは、借金をした際の借用書のようなものです。

従って、国債を買うということは、国にお金を貸すことであり、貸したお金は期限が来ると返してもらえます。返金することを「償還」と言います。
そして、債券を所有している間は、予め決められた金利に基づいて利息を受取れます。

個人向け国債は通常の国債とは違い、個人が購入しやすいように、以下のサービスが提供されています。

・購入単位が1万円(通常の国債は5万円)
・金利は変動と固定の2種類(他の国債は固定のみ)
・毎月発行され、いつでも買い増しが可能
・中途換金が可能

元本の保証

中途換金に関しては、通常の国債でもできますが、その際の時価によっては元本割れを起こすことがあります。
ところが、個人向け国債は直前2回分の利子に相当する調整額(0.79685)を乗じた金額を負担するだけで済みます。

つまり、換金によって返還された金額が元本を下回ることがありません。
この元本の保証ということが個人向け国債の最大のメリットであり、投資未経験者に適している所以でもあります。
なお、中途換金は発行から1年経てばいつでもが可能になっています。

個人向け国債の購入

個人向け国債の購入は以下のように行います。

1.口座の開設

個人向け国債を購入するには、国債を取扱っている銀行や証券会社などに、国債の取引のための口座を開設することが必要です。
そして、国債はペーパーレスになっており、取扱機関において口座の記録に基づいた管理がなされます。

2.手数料

個人向け国債の手数料は、購入時、償還時(満期)のいずれの場合でもかかりません。
取扱機関における口座管理手数料も通常は無料です。
つまり、個人向け国債の手数料は中途換金をした場合の調整額だけになっています。

3.購入単位

個人向け国債は額面が1万円になっており、1万円単位で購入できます。
償還日には額面の金額が返還されるため、期間中に受取った利息が儲けになります。

4.商品の種類

個人向け国債は償還までの期間が3年、5年、10年の3種類があり、3年ものと5年ものは固定金利、10年ものは変動金利になっています。
いずれも半年ごとに利子が支払われます。しかも、個人向け国債は最低金利が0.05%と決められているため、必ず金利分の利益が出ます。